不動産鑑定士への道
昨年より不動産鑑定士となるための実務演習を受けている。
というのは、随分昔のことになるが、平成11年に不動産鑑定士試験に
合格したが、その後、実務経験を受けずにいたためである。
では、なぜ不動産鑑定士の実務を受けていなかったといえば
当時は、鑑定実務を受け入れてもらえる鑑定事務所が
なかったのである。
今は、不動産投資がブームになっていることもあり
不動産鑑定士試験合格者は、引く手あまたと聞くが
平成11年当時は、今とは全く逆の状態であった。
過去のことはさておき、試験合格から約8年経て、不動産鑑定士への
道が開かれたことは、個人的には大変うれしく思っている。
これも、規制緩和の一環と思う。例えば、弁護士や会計士の合格者数が
増えて、資格取得者を増やそうとする傾向が、不動産鑑定士の資格制度にも
大きく影響していると思う。
たまたま、僕は、公認会計士と税理士資格を持っていることから、両資格と
比べて、不動産鑑定士試験制度について触れてみたいと思います。
不動産鑑定士の場合、お客さんが、国や地方公共団体であることが
多く、これらが顔を見ながらの仕事をされるスタンスが強い
気がする。具体的には、毎年行われている地価公示による
計算方法に縛られて、鑑定評価の作業を進めている。
当然、地価公示価格と鑑定評価はリンクさせなければならないと
法律上定められているが、どうもその縛りの中で仕事をしているため
窮屈な感じがしてならない。
個人的には、今後順調に実務修習が進めば、2年後に晴れて
不動産鑑定士になれるが、もう少し、その点を、うまく
解きほぐして、仕事を進めたいと思っている。具体的には
まだ、どうするかは決めてませんが。。。。