4月 2011アーカイブ

首都圏の状況

先週に、東京に出張しました。
大震災後、初めて東京の街を
見ました。
品川駅に着いた途端に感じたことは
コンコース天井の一部や、壁面の広告の
ための蛍光灯が消され、普段より暗く
なっていました。
 
2つあるエスカレーターも、下り用は
ストップしており、切符の券売機も5台
あれば、3台は電源を切っていて
公共機関のあらゆるところで、節電が
されていました。
 
地下鉄も薄暗く、約20年前の学生時代に
パリを旅行した時の、薄暗い駅に似た印象を
持ちました。
このような節電努力で、今年の夏を
乗り切ろうとする姿勢を感じます。
今のように、ITが進んだ社会では、都心での
大規模な停電が、与えるインパクトは
計り知れないので、それに備えようとしているので
しょう。
 
かたや、大阪では相変わらず、こうこうと電燈は
ともり、震災前と大きな変化はありません。
強いて言えば、店頭での水等の一部商品が
品薄状態になっている程度です。
 
今回の大震災で、いろいろなことを考えさせられ
ました。今のところ、募金をすることでしか
力になれていないが、今後、募金とは違う
形で、震災復興の力になりたいと思っています。
それが、出来る時になれば、報告させて
いただきたいと思います。

不動産特定共同事業法改正

国土交通省によれば、不動産特定共同事業法の
改正を予定している。
 
ただ、震災の影響で国会の審議が遅れており
改正時期は未定である。
 
これによれば、一般に不動産証券化の
対象となる不動産は、信託受益権化できる
ピカピカの不動産が対象であった。
 
この不動産特定共同事業法の改正により
特定共同事業法の免許を持つ1業者があれば
それに委託契約をすれば、複数のSPCを
免許会社にぶら下げることができるという
ことである。
 
不動産特定共同事業者が、匿名組合出資を
しなければ、SPCを連結対象とせず
不動産事業をできるというメリットを期待できる。
 
ただし、法改正時期は未定であり、改正後でも
使い勝手が良いものかどうかは、未定でもある。
 
でも、不動産証券化のスキームのバリエーションが
増えることは、良いことである。