容積率と土地価格
都心の商業地では、容積率と
土地価格には、相関関係が
高い。
都心で、オフィスビルを建てれば
全てテナントで埋まるという
前提条件があったからです。
例えば、相続税評価の路線価でも
都心では、容積率が高いところは
路線価も高いし、容積率が低い
ところは、路線価が低くなっている
ケースが多くあります。
不動産の開発業者は、土地の
容積率を目一杯使い切るような
建物を建設することに、注力し
そうすることによって、開発利益を
最大化できると考えていると
思います。
しかし、昨今のように、オフィスビルの
空室率が上昇するような経済環境では
容積率を目一杯使う経済合理性が
薄れてきています。
路線価評価に戻れば、容積率が
高いからといって、路線価が
高くなるエリアは、限定されてきていると
思います。
容積率と地価の関係、不動産開発で
目指すものは、従前からは
変わってきていると思います。