経営力向上計画 認定に時間がかかりました。
温泉旅館を営む顧問先様が客室の改修工事等をするにあたって
経営力強化税制の適用を受けるために申請した「経営力向上計画」の
認定が先月やっとおりました。
5月から取り組んで、最終申請を7月に提出したのですが、
認定を受けたのは、10月末で、11月になってから連絡を受けました。
昨年も同様の中小企業投資促進税制を利用した申請を出したのですが、
今回は前回よりも認定までに時間がかかり、やきもきしていたので、ほっとしました。
前回と違い、近畿運輸局と厚生労働省の2つの部署の審査を受けるため
時間がかかってしまったようです。
5月から取り組んだのに最終申請が7月になってしまったのは、
提出後に厚生労働省から訂正依頼が来たからです。
2つの設備投資を別々に申請していたのですが、
両方合わせて1つの申請にしてほしいという依頼でした。
なぜそのような依頼が来たのかは、理由の説明がなかったので不明ですが、
2つのうちの1つは設備投資額が小さかったからかもしれません。
大型の調理器具で、調理器具としては高額なのですが、
会社全体からみると投資額が小さく、
会社全体での利益向上見込み率も小さいものでした。
そこで、調理部門の数字だけを取り出して、
調理部門での利益向上率を計算したものを提出したのですが、
そこが認められにくかったのかもしれません。
結局2つ合算で計算することで、両方の設備の認定を受けることができました。
この制度の期限は平成31年3月31日ですが、
申請が多くなると、役所の処理能力の関係で、審査に時間がかかるので、
制度の利用希望の場合は、スケジュールに余裕をもった計画を立てた方がよいと思います。
ちなみに
以前もこのブログに書きましたが、認定を受けると
投資額を全額一度に経費に算入することで利益を圧縮するか
設備投資額の10%の税額控除を受けるか
のどちらかを選ぶことができます。
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