売電先をPPS事業者に変更した場合のリスク要因
稼働した太陽光発電所の
収益をアップする方法として
売電先を、電力会社から
PPS事業者(例 エナリス オリックスなど)に
変更するという方法があります。
この結果、発電事業での買い取り単価が
40円なら、41円に、36円なら37円に
32円なら33円と1円アップします。
この結果、おおよそですが、1メガ当たりの
売電収入が1年で100万円程度アップします。
売却を前提とすれば、売却価格は
1メガ当たりで2000万円から4000万円程度
アップします。
であれば、いいことばかりのようですが
全くリスクがないものではありません。
たとえば、買い取り期間中に、PPS事業者が
経営破たんに至った場合、売電収入の
一部を回収できない可能性は否定できません。
電力会社の信用リスクとPPS事業者との
信用リスクを比較すると、一般的には
電力会社の信用リスクの方が
低いと見るでしょう。
であれば、PPS事業者を売電先に
変更すれば、売電債権の信用リスクが
高まることとなります。
先日のセミナーでは、参加者の方から
このような質問を頂きました。