3月 2013アーカイブ

不動産価値の上げ方

先日、地価公示があり、地価の下落

傾向が収まって来て、底打ち感が
出てきました。
そろそろ不動産価格も上がるのでしょうか?
ところで、不動産価格は当然市場の影響を
受けますが、市場の影響を受けることなく
不動産の価値を上げる方法は
ないものでしょうか?
それがあるのです。
不動産の価値はどのようにして
決まるのでしょうか?
賃貸用のマンションやオフィスビルの
場合、その収益で決まります。
では、その収益とは何かと
言いますと、
賃料等の収入から、固定資産税
維持管理費用、修繕費等の費用を
控除したものです。
例えば、賃料収入が増えれば
収益が上がり、不動産の価値は高まります。
一方で、固定資産税が下がれば、同様に
収益が増加します。
不動産の価値を形成する収入や
費用は、見直すことが可能です。
見直すことで、収益が上昇し
不動産の価値が上がることが
あるのです。
では、具体的に、どのようにして
見直していくかは、次回以降に
詳しく触れてみたいと思います。

インフレの予感

最近の株式市況の活況や

不動産市況の回復傾向で
インフレ経済になる様子です。
学生時代の経済学の授業で
経済がよくなるときは、やや
インフレ傾向にあると、聞いた
ことを思い出します。
賃金の上昇も大手企業では
言い出しているように、経済が
インフレで賃金もアップすれば
消費も増えるでしょう。
デフレ脱却により、今まで抑えられていた
経済成長が、締め付けから解放されて、
良い方向に進む予感もあります。
ただ、私たちは、長年のデフレ
経済に浸ってしまい、インフレという
ことを忘れてしまっている感があります。
私が子供のころ、鉄道の初乗りは
子供料金で、20円程度(大人で50円程度)
だったと記憶しています。
であれば、今は、その2から3倍程度
インフレとなっています。
しかし、最近の20歳代の世代の方は
インフレを経験したことがない世代かもしれません。
健全な経済の成長には、適度なインフレが
必要でしょう。

利益の出る企業

景気に少し、明るさが見えてきています。
株価にも反映されており、中小企業も
仕事が少しずつ増えてきています。

業種によって、景気の状況も
異なりますが、利益の出る企業には
共通することがあります。

それは、売上、コストともにシビアな
目線を持っていることです。
それとスピード経営を実践しています。

なかでも、コストに関して
触れてみたいと思います。
コストにシビアな企業は、一つの
費用をかける際にも、相見積もりを
取る、一括購入をすることで
単価を引き下げる。そもそも必要でない
ものは、買わないまどの
厳しい目線を持っています。

借入金利も、少しでも安く調達できるように
努力しています。

その小さな積み重ねが利益を生み出すのです。
利益の出る企業と出ない企業とでは
ちょっとしたところに、目が行き届いて
管理できているかに、かかっています。

不動産投資でのチェックポイント

最近のデフレ脱却傾向から
不動産投資がにわかに
脚光をあびつつあります。

一方で、不動産投資は
金額が多額で、長期的になることが
多いことから、チェックを
怠ることはできません。

そこで、不動産投資での
チェックポイントをお伝えします。

まず、賃貸用不動産の
純収益を計算します。
純収益は、賃貸収入から
管理費、水道光熱費、固定資産税
修繕費等の賃貸費用を
控除したものをいいます。

その純収益を不動産価格で
割ります。
これが、NOI(エヌオーアイ)と
言って、不動産の投資利回り
です。

このNOIがあまりに低いと
収益性が悪く、高いと
収益性が良い物件となります。

目安としては、7%となります。
これ以上であれば、収益性が高く
以下であれば。収益性が低いと
見ます。

不動産投資では、これだけが
投資のポイントではありませんが
NOIは投資判断の大きなポイントに
なります。