4月 2012アーカイブ

電力買取価格 42円

今年7月から始まる電力買取価格に
ついて、42円で決定する方向で
最終段階にあるとの、報道がありました。
 
電気供給事業者から見れば、
予想していた単価に近い金額で
落ち着きそうです。
 
この単価であれば、5~10%で
比較的10%に近い水準での利回りが
期待できそうです。
 
最近の原子力関係の世論等を見れば
電気供給事業者よりの単価に
落ち着くことは、うなづけます。
 
単価が決まることで、ようやく太陽光発電
の建設プロジェクトも、具体的数値を
もって、プロジェクトを進めることが
出来ることは、喜ばしことと思います。
 
電力事業と金融業とが、融合することで
経済活動も、スムーズにことが運べばと
思っております。

好況業種、不況業種

かつては、うちは不況業種だとか
好況な豪種だとか、業種で、企業の
成績を見るところが、強かったと
思います。
 
しかし、今の時代では業種で
企業の業績を区分することは
難しくなったと思います。
というのは、同業種でも
経営のうまい、下手で業績が
大きく異なるからです。
 
仮に不況業種といわれる分野で
仕事をされていても、強いリーダーシップで
良い経営をしてあれば、業績だって
良くなります。
 
好況業種にいても、スピード感が
ない経営では、取り残されてしまいます。
 
今の経営では、業種内だけの目線ではなく
異業種の目線も経営者には求められている
のでしょう。
 
インターネットの時代ですので、
過去よりは、経営のスピードが速く
なっていることは、間違えありません。

メガソーラーとSPC

最近の新聞を読めば、ほぼ毎日と
言って良いほど、メガソーラーに関連の
記事が目に入ります。
 
7月1日から、全量買取制度が始まることに
合わせて、メガソーラーを設置使用とする
動きが活発になってきています。
 
今月末ごろには、買取単価が決まるようですが
ソフトバンクの孫さんは、40円/KWHくらいで
決着するように、働きかけているようです。
 
太陽光発電所の内部収益率(いわゆるIRR)ですが
太陽光パネルを設置できる角度や気象条件
地代や屋根の上に設置する場合、賃料等の設定に
より異なりますが、概ね5~10%程度になります。
 
賃貸用不動産のように、空室率や賃料単価の
値下がり等を加味しなくて良いところは、太陽光
発電所の大きなメリットと思います。
 
ちなみに、全量買取が始まると、当初決まった
買取単価は、15~20年間の投資を回収する
までの期間は、固定化されます。
 
このように、太陽光発電は、安定した
利回りが期待できるので、SPCを利用した
いわゆるGK-TKスキームでの投資も
有効と思います。
 
GK(合同会社)が借入をして、レバレッジを
かければ、投資家の利回りは、更に大きく
膨らみます。
 
ただ、太陽光発電所の場合、不動産と異なり
抵当権の設定は出来ません。太陽光発電設備は
動産ですので、質権を設定することとなります。