不動産の金融商品化
最近の不動産価格の高騰の要因として
不動産の金融商品化といわれることが多い。
これは、J-REITや不動産ファンド等によって
金融市場からの資金が、不動産市場に
流入したため、不動産市場が活況になった
ことを指しているのだろう。
不動産を金融商品と見ることによって
従来は、不動産価格を近隣の相場価格で
決定していたところが、不動産の収益と
利回りで価格が決定することとなった。
(価格=収益÷利回り)
この変化を先取りした不動産業者で
利益を得た不動産業者も沢山いるであろう。
今のように低金利の金融市場のもとでは
例えば、5%の利回りを生む不動産は
金融商品として見れば、大変魅力ある商品と見える。
このような価値観の変化は、逆戻りすることは
ないと思う。とすれば、もし今後金利が上昇すれば
価格は下がるということになるが(↓価格=収益÷利回り↑)
実際のところは、どのようになるであろうか。
ただ、最近のインフレ傾向により、収益も↑なら
利回りの↑が、直ちに価格の↓にはならないが。
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