不動産の周辺環境は変化するもの

不動産の周辺環境は変化するもの

不動産鑑定での現地調査において
対象地を含む近隣の状況を
見ることが、重要な作業の
ひとつです。
現地調査では、その地域の歴史を
垣間見ることができます。

例えば、古い工場や倉庫などが
建っている隣で、新築の高層
マンションが建っているような
ことがあります。
そこは、かつては、工場が
多くあった地域でしたが、中国などへの
生産拠点の移動などにより
工場が閉鎖され、その後に、マンションが
建設されるようになったと
推測されます。

このように、不動産の周辺環境は
年月をかけて変わっていくものです。
そして、この変化をいち早く掴むことが
不動産開発業者にとって大切な
ことなのでしょう。

かつては、ドーナツ化現象と言って
都心は仕事をするところで、
郊外に住宅を建てて、人口が
郊外にひろがり、都心の人口が少なく
なりました。最近では、その逆の
都心回帰といって
郊外にいた人が、都心に戻る傾向になって
います。

将来の人口分布がどのように
移行する予測することが、不動産開発の
ポイントになるのでしょう。

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