寝台特急 富士 はやぶさ
昨日 寝台特急富士 はやぶさの
最終列車が、出発駅を出発した
ことがニュースなどで、報道されて
ました。
私の子供の頃 30年前には、今よりも
たくさんの寝台特急(ブルートレイン)
があり、早朝の大阪駅に行って
たくさん写真を撮ったことを記憶しています。
昨日の最終便をもって、東海道・山陽線を
走る寝台特急が全て廃止になるので
記念のため2月4日に東京で、受験した
不動産鑑定士試験の口頭試問を受ける時に
東京へ出張する際、新幹線を利用せず
寝台特急富士を利用しました。
大阪は深夜に通過するので、わざわざ新幹線で
広島まで行き、広島にある私の事務所が
担当している流動化物件を確認してから
夜10時過ぎに、広島駅から乗車しました。
B寝台のチケットしか取れなかったので
B寝台に乗りました。意外だったことが
女性客が多かったことです。今のような
物騒な時は、女性が敬遠するものと思って
いました。
客車は、かなり老朽化が進んでいて
トイレの扉も開けっ放しで使用禁止との
札が掛けられていました。
廃止になることもうなづけました。
客車の寝台車は、発車するたびに大きな
音と振動のため、起こされ、B寝台は
私の体に対して小さいこともあり、夜は
数時間程度しか寝られませんでした。
翌日が2年かけて勉強してきたことの
成果を発揮する口頭試問を、睡眠不足で
受験しなければならないことに、後悔
しましたが、今となれば、少し無理を
しても乗車してよかったと思ってます。
乗車した富士ですが、途中トラブルが
ありました。
夜中の1時頃の岡山県と兵庫県の境あたりで
前方を走る貨物列車が、鹿と衝突し、1時間程度
停車し、それに合わせて、富士も1時間程度
停車していたそうです。
そのため、名古屋駅到着は、予定より
約1時間程度遅れて、東京到着も、同様の
遅れが予想されてました。
遅れると困る乗客には、熱海駅から
新幹線への振替乗車が認められ、疲労感が
あった私は新幹線への振替乗車を選択しました。
新幹線のこだま号に乗って感じたことは
景色が流れるスピードが全く違うことと
快適なことでした。
今のような人間関係が希薄になり、早さや
快適性を求める傾向が強い時代に
寝台特急は、その役割を終えようとしている
ことには、納得できました。