SPC→REITのビジネスモデルの変貌

SPC→REITのビジネスモデルの変貌

数年前までの不動産流動化の
ビジネスモデルとして、GK等の
私募ファンドで、資金調達をした
開発物件に、リーシングをかけて
一定のテナントを付けてから
REITに売却するという流れが
ありました。
そのため、不動産投資会社は
こぞって、自社系列のREITを
立ち上げました。

しかし、昨今のREITの破綻等に
より、REITが従来のように
不動産を購入することができなくなりました。
その要因には、銀行からの資金調達が
難しくなったことと、不動産市況の
不透明さから、REITのキャッシュ
ポジションを高めようとする
傾向があることと、REITとして
購入するために求めるキャップレートも
高くなっていることが、上げられます。

行き場の失った開発物件は、当初
予定していた売却ができないため
リファイナンス等をして、引き続き
GK等のSPCが保有するか
外部へ売却するしかありません。

今年の8月、9月にかけてこのように
リファイナンス等を行うことを
予定している案件が、多く控えて
います。

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