不動産鑑定士 修了試験
先週の3月24日に、不動産鑑定士に
なる最後の関門、修了考査の結果
発表がありました。
合格率が、約94%と、修了考査の受験資格を
得た人は、概ね合格できると言える
水準になりました。
今の不動産鑑定士試験は、2次試験で
合格者を絞り込まれ、修了考査は
実務レベルの確認という位置づけに
なると思います。
毎年100人余りの2次試験合格者を
出し、ほぼ同人数の修了考査受験生を
産んで、鑑定士となっていく。
という流れになるのでしょう。
毎年100名余りしか、鑑定士が
増えないというのは、少し寂しい
気がするし、3大国家資格の
一つと言っても、会計士、弁護士とは
登録者数で、大きく水をあけられて
います。
なぜ、合格者が伸びないのでしょうか?
恐らく、合格者を増やしたくないという
業界としての思いが強いからだと
思います。
鑑定士業務は、公的な業務が多く
そのパイは限られているので
合格者が増えると、1人当たりの
取り分が減ってしまうことを
心配しているからなのでしょう。