事務管理業務
今日、同業者(公認会計士で
SPCの事務管理をしている者)に
ついて、ビッグニュースが、飛び込んできた。
なんと預っていたお金30億円を
横領したということで、驚いた。
記事によれば、今年初め、不動産投資ファンドの
ため預っていた預金30億円を、横領し
個人のFX取引に流用していたとの
ことだ。
この事件の会計士は、30億円をFXで
仮にレバレッジ5倍の取引をして
利率5%の外貨で、1週間資金を
寝かせたら、(1週間で為替変動が
ないものとして)
30億円×5倍×5%×(7日÷365日)=1,438万円
儲かるとでも考えたのでしょうか?
それでも、30億円ものファンド資金の管理を
会計事務所に一任した依頼者の
管理体制も問われそうです。
私の事務所では、まず
① AM会社が資金を管理して
うちの事務所は、経理業務に
徹するケースが最も多く。
② 預金を管理する案件では
資金引出には、AM会社の
指図を必ずもらってから
行い、
③ 可能な限り、ネットバンク
契約を締結し、AM会社等に
資金移動をリアルタイムに
検証できるようにして
④ ネットバンク契約できない
ものは、少なくとも月次で
資金移動を報告する
システムを取っている。
⑤ 事務所内でも資金移動の
際には、3重のチェック
体制をしいていて
⑥ 事務管理業務を今までに
5年以上行ってきましたが
預金取引での事故は
全く発生していません。
会計事務所、特に事務管理を
行う事務所は、信用が一番
大切だと感じました。