独立して気がついたこと(1)源泉税制度について

独立して気がついたこと(1)源泉税制度について

会計事務所を開業して
今で、約6年経過しました。
開業して、いろいろなことを
発見しましたが、税務に関する
ことで、発見したことに
触れてみたいと思います。
 
それは、源泉税制度です。
サラリーマンや私たちのような士業で
個人でされている方なら誰でも
源泉税制度を知っています。
 
この制度は、実にうまく出来ているか
関心させれらます。
源泉税制度では、本来税金を支払うべき者
(サラリーマン(給与所得者))に
変わり、報酬等を支払うものが
本来の納税時期より先立って、
税金を支払うという制度です。
 
この制度のすごいところは、本来税金を
納める者に納税させるのではない
ところです。本来の納税者は
なるべく税金を少なくするため
いろいろ細工をしたり、納期限を引き伸ばそうと
努力します。また、一旦もらったお金は
全て、自分のお金を思い勝ちで
そこから納税しなければならないと
思う人は、意外と少ないと思います。
 
それでは、税金の回収がスムーズに進まないので
給与所得者の所得税減額や納税時期を
遅らせることと関心がなく、モチベーションも
沸かず、ある意味、給与所得者と利害が
対立する会社に納税を、させることで
税金の回収率を高めようとしているのが
源泉所得税制度です。
 
それ以外に、税務署は、定期的に
リベート等の支払実績等の資料の
提出を求めることがあります。
これも、利害が対立するところから
情報を収集して、税金の回収率を
高めようとするものです。
 
世の中の仕組みは、よく考えて
作られているものだとつくづく
感じました。
させる
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