不良債権処理型の証券化

不良債権処理型の証券化

景気のいい頃は、新たに土地を
購入して、そこに新築の建物を
建てる『開発型』の証券化案件が
多く組成されました。
 
最近のように景気が悪く、新たに
建物を建設するような環境では
なくなると、開発型証券化案件は
めっきり生まれてこなくなります。
 
こんなご時世では、不良債権処理型の
証券化案件が、増えてくる気配があります。
後ろ向きな案件というイメージが
ありますが、これも証券化スキームの
倒産隔離等の基本的な機能を発揮する
証券化ビジネスの活躍する場面でも
あります。
 
ただし、不良債権処理型の証券化案件は
不良債権に至るまでに、無理をしている
ことや、関係プレイヤーに悪い影響を
与えているケースが多いので、
会計事務所として、このような案件を
受託する際には、無理をしていることや
過去に与えた悪い影響が、こちらに
飛び火してこないか、十分見極める
ことも重要です。
 
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