商取引の違い 大阪 東京
不動産取引で、大阪方式と東京方式で
異なる点が、あることは以前にも、お話
したことがある。
例えば、賃貸用物件の売買で、預り敷金も
売買対象となるが、東京方式では、売買額から
敷金相当額を控除して資金決済することが
一般的であるが、大阪方式では、控除しないで
資金決済する、
賃貸借契約で、契約更新時に、更新料を
支払う習慣があるのが、東京や京都で、大阪を
含む他の地域では、更新料を支払う習慣は
ありません。
今日の話は、不動産取引以外での商取引の
違いです。
取引の前に、見積書を出すことは一般的ですが
東京では、一度提出した見積書の金額が
最終見積金額で、そこから価格交渉をする
ことは、あまりありません。
一方、大阪では、見積額から値引きを受けることが
一般的です。
この背景は、東京では交渉に時間をかけたくないとか
価格に対して、大阪ほどシビアではないとか、
ドライな人間関係を好むなどが考えられます。
大阪では、値引交渉をするのが、当り前で、それを
しないとキチンとした商売をしていないとも
捉えられる傾向があるとも感じます。
この辺りの事情を分かっている方は、同じ内容の
見積でも、大阪の会社宛の場合、値引交渉を加味して
見積書を提出するなど、使い分けているようです。
こんなことを知っておくことも、一つの知恵かも
しれません。