尖閣諸島の価格

尖閣諸島の価格

先日の報道で、尖閣諸島の所有者から
国の買取価格は、約20億円とありました。
この価格は、所有者が得ていた年間賃料
2500万円との比較でいえば、かなり破格の
高い値段と言えます。
 
といいますと、通常、不動産の価格は
賃料等の収益をあげているものの場合
収益÷割引率で産出されます。
 
不動産の場合、国債や預金等に比べると
流動性(換金性)が低いなどの理由で
もっとも低い割引率でも5%程度になります。
 
であれば、2500万円÷5%=5億円が
目安となる価格です。
20億円とは、約15億円の乖離があります。
この15億円は、尖閣諸島を日本のものと
明示することにより、得られる漁業権や
内外への政治的メッセージの重さなのでしょうか?
 
当初、東京都知事が、集まった寄付金約14億円を
国に譲渡してもよいと言っていたので
これが、プレミアム相当の15億円の計算根拠と
思っていましたが、そうではなさそうです。
 
コメントは受け付けていません。