買取価格 30円台後半へ

買取価格 30円台後半へ

昨年7月から始まった再生可能エネルギーの
固定買取制度。買取単価は、今年3月までに
設備認定を受ければ、40円(別途消費税)ですが
4月以降は、約10%引き下げられ、37~38円程度に
落ち着きそうです。

買取単価が、10%低下すると利益率のIRRも
10%低下するかと言えば、そうではなく
それ以上 IRRが下落すると予想されます。

その理由は、メガソーラーの収益構造として
固定費の割合が高いので、買取単価が10%下落すると
IRRが仮に10%としたところ、9%ではなく
8%や7%などまで下落することが、予想されます。

その結果、ソーラービジネスに売電事業に
参入するメリットは、従前よりも低くなり
参入業者も、絞られると思います。一方で
EPC業者(太陽光発電設備設置業者)の
利幅は削減することが予想されるとともに
40円の単価が維持される今年の3月末に設備
認定が集中することが予想されます。

とはいうものの、買取単価が下がったとしても
メガソーラービジネスが、消滅するわけではなく
案件が、採算の取れるものに絞られることに
なろうかと思います。

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