固定資産税評価と不動産評価額
不動産の評価額は、一般には
公示価格が、時価の100%で
固定資産税評価が、その80%
路線価が、70%と定められています。
であれば、世の中のほぼ全ての
不動産についている固定資産税評価額
を100%ベースに戻せば、評価額が
算出出来るという理屈になります。
しかし、実際のところ、固定資産税評価より
低い評価額が算出されるケースが
あります。
例えば、地方の不動産です。
地方の不動産は、買い手が限定され
最近の都市への経済の集中等により
衰退傾向は否めません。
そのため、地方の不動産評価額は
都心に比べると相当低い水準のはずです。
しかし、地方の固定資産税評価は
さほど下落していないのが現況です。
これは、地方の自治体にとって
税収に大きく占める固定資産税が
下がりすぎると、影響があるためかもしれません。
ですから、地方の不動産の鑑定評価をすれば
固定資産税評価額より低い評価額が
算出されることがあります。
不動産の評価は、日本全国すべてで
教科書的に言われている評価基準で
評価できないことが実情でしょう。
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