太陽光発電の出力低下率の見積もり
太陽光発電事業は、短期的な視点ではなく
長期的な視点で、採算性を見ることになります。
そのため、太陽光の発電量もパネルの
劣化により、低下することになります。
ですから、長期的な収益計画を立てる際には
発電量の長期的な、具体的には20年間の
発電量予測をしなければ、なりません。
では、どの程度劣化割合を見れば
いいのでしょうか?
実際に、太陽光モジュールの実験結果によれば
単結晶シリコンの場合で、5年間で3.2~3.9%の
出力量の低下が報告されています。
このようなデータを基に、おおよそですが、
1年間に0.5%の出力低下を、毎年20年間
予想し、20年で10%の低下を見積るケースが
一般的です。
もちろん、これが正解とは言えませんが
大きく外れているものでは、ないと
思います。
長期的に見れば、出力低下の影響も
無視できないものと思いますので
採算性の見通しを立てる際には
織り込むことは、必須ではないでしょうか。