お急ぎください!倒産防止共済の前納減額率が変わります!
JUGEMテーマ:会計・経理・財務
税務申告を担当している顧問先様から
節税対策のご相談を受けたときよくお勧めするものに
「中小企業倒産防止共済」があります。
これは、取引先の倒産により売掛金の回収が困難になったときの
連鎖倒産を防止するために作られた共済で
公的機関である独立行政法人「中小機構」により運営されています。
一般の生命保険で、掛け金の大半が戻ってくるタイプのものは、
最近は、掛け金の2分の1以下しか経費(損金)にできないものが多いのですが、
この共済掛金は、40ヶ月以上掛け金を支払えば
100%掛け金が戻ってくるにもかかわらず、
掛け金支払い時には、その全額を経費にすることができます。
1か月の掛け金の上限は20万円で、
1年分の前納分まで経費にすることができます。
つまり、決算前に加入して掛け金を支払えば、
20万円x12か月で240万円の経費を上積みすることができるのです。
10月決算の顧問先様で利益のでている会社様もこの制度を利用して
利益を圧縮する予定です。
ちなみに、期首に加入した場合、今期分と合わせて
20万円x23ヶ月で460万円の利益圧縮ができます。
(加入中で1年分の前納を決算月にした場合、
決算月に支払った12か月分の保険料のうち
1か月分は決算月分で11ヶ月分が前払いとみなされるため)
また、2年分以上の前納は今期の経費にはできませんが、
(もちろん、該当年度に1年分の経費計上できます。)
積立額の上限額の800万円まで前納することができ、
前納すると後日掛金減額金が戻ってきます。
現在その掛金減額率は 1000分の5 ですが、
これが11月から 1000分の0.9 に引き下げられます。
現在の掛金減額率の適用を受けるためには10月5日までの申し出が必要です。
ただし、10月5日というのは、中小機構に届く期限です。
申し込みは金融機関などを通して行わなければなりませんので、
実際の締め切りはもっと早くなります。
ご興味のある方はお急ぎください。
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