数字の力
会計士として、今まで仕事を
してきて、数字というものの
持つ力を、感じることがある。
例えば、木の高さについて
ある人は、大きいといったり
ある人は、普通といったりしても
高さ10mと言えば、
誰に対しても、同じ情報が伝わる
こととなる。
つまり、数字というものは
客観的であるため、信頼性が
高いということだと思う。
企業の価値を評価する際にも
仮に30億円という評価が出れば
その数字が、一人歩きすること
も、よくあることである。
また、今のようにテンポの速い
世の中では、分かりやすく客観的な
情報である数字の情報が
伝わりやすいのであろう。
数字の力は、マスコミでも
利用されるケースも多い。
新聞の見出しでも
『タミフル(インフルエンザの薬)服用者で
7年間に8名の死者が出た。』
とあれば、
『タミフルで、大きな被害が出た。』
より、インパクトがあるし、情報の
受け取る側も分かりやすい。
ただ、この数字の力で、興味を
ある一点に集中させて、他のことに
注意を向けさせないようにすることも
できる。
それが、数字の魔力でもあろう。
コメントを残す