年度末に近づくと・・・

年度末に近づくと・・・

年度末が近づくと、今までお取引の
ない会社さんから『事務所のホームページを見て
お電話しました。』という電話が毎年
入ります。

SPCを利用して、不動産を証券化して
資金調達をしたいという内容のお電話が
大半です。
SPCや不動産ファンドという言葉が
広く浸透して、市民権を得たのだと思い
SPCや証券化にかかわる仕事をしているものと
しても、うれしくも思います。
ただ、SPCをつくれば、お金が自然と集まるものと
思われている方も多くいらっしゃいます。

実際は、証券化実行には、多くの契約書類を
アレンジャーやファンド会社が作成し
多大な労力をかけて、案件を仕上げていきます。
また、最近では 証券を実行するには、
金融商品取引法による規制など、ハードルが
高くなり、どうしても証券化に通じた
専門家が介在しないと、実行も難しくなって
きています。

『証券化』について一般から市民権をえつつ
あるのに、実務とでは、法律などのハードルが
高くなってきており、一般の人の理解とは
逆の方向に進みつつあるのではと思っています。

もう少し簡単に証券化を出来ないのかと
考えられている人は多くいると思います。

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