不動産有効活用とCRE戦略
CRE戦略は、不動産の有効活用だと
思っている方も多いかもしれませんが
有効活用と、CRE戦略とでは、目線が
少し異なると思います。
有効活用というのは、個々の不動産のみ
フォーカスを当てて、もっとも有効な
利用方法を検討することで、不動産鑑定で
いう最有効使用にもっていくということに
視点が似ていると思います。
一方で、CRE戦略とは、個々の不動産という
視点ではなく、企業全体から俯瞰して
そこから、各不動産の位置づけや
利用状況・形態、収益計上状況を
判定して、会社の戦略と不動産の利用方法を
関連付けていくということで
有効活用より、広い目線で検討する
ことになろうかと思う。
CRE戦略を実行するにあたっては、
有効活用のように、個々の不動産について
現況を調査することは、不可欠かと思いますが
集めたデータを、企業の保有または利用する
不動産毎に並べて、比較検討して、どのように
利用していくか戦略を練るというところが
有効活用では、しない作業であると
思います。
不動産全体を俯瞰するということが
有効活用とは、異なる大きな点であると
思います。