今のような投資環境での不動産証券化

今のような投資環境での不動産証券化

最近、不動産関連の企業の破綻や
経営悪化の話をよくきくように
なりました。
このような経営環境では、今までのような
短期間で、売買益を得るような
流動化スキームを組成することは
困難となりました。

金融機関は、短期売買のスキームに
対して、融資はできないでしょうし
(もしくは、LTVをかなり低く設定されます。)
投資家も、このようなスキームには
資金を提供しにくい環境であると
思います。

最近お会いした、証券化プレイヤーの
方のお話では、このような環境では
長期投資をする投資家向けの案件
でなければ、組成は難しいであろうと
おっしゃってました。
つまり、長く腰を据えて
おくような案件でなければ、
組成できないであろうとのことです。

ただ、長期的な投資をする投資家の
方が、じっくり案件を見定めて
投資するであろうから、慎重に
投資判断をするでしょうから、なかなか
組成するにも、難しい面も抱えていると
思います。

不動産価格は、これからどれくらい下がって
いつごろ、反転するかは、誰にも
分かりません。

1年前とは、すっかり環境が
変わってしまい、案件組成までの
道のりが険しくなっていることは
間違いありません。

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