不動産の特性とCRE戦略
不動産鑑定士の試験、実務修習を
通じて、不動産というものは
いろいろなファクターから成り立って
いるものだと感じました。
不動産については、容積率、建蔽率
建築制限等の行政的要因と、
取引にあたって、重要事項説明や
手付金等の制限等の私法上の制限
評価においては、取引相場や
金利市場、金融市場の動向の影響を
大きく受ける。
土地については、土壌汚染リスク
建物については、有害物質リスク等の
リスク要因を加味しなければなりません。
企業は、このような様々な要因を抱えた
不動産を保有又は利用しつつ事業活動を
行っていかなねればなりません。
大きな企業になれば、保有する不動産の
数も多くなるので、それを最適に
組み合わせていくことも必要となってきます。
一方で、投資等不動産の時価評価開始時期が
迫ってきており、その対応も必要と
なってきています。
企業のCRE戦略では、保有する不動産の
情報をリストアップし、その情報を適時に
更新して、企業経営にフィットするように
取得、売却、利用をしていくことが
必要になります。