地方の不動産証券化
昨日、国土交通省主催の
地方での不動産証券化に関する
セミナーを受講しました。
セミナーの主旨は、地方での
不動産証券化を活発に行い
地方を不動産から元気にしようと
するものでした。
国土交通省では、案件組成に要する
コストを一部負担されるケースが
あるようです。初耳でした。
セミナーを受講して感じた
ことは、地方での証券化ビジネスでは
プレイヤーの大半が、証券化ビジネスに
触れたことがなく、初心者の割合が
非常に高いということです。
証券化ビジネスが、東京を中心とする
大都市に集中していることが
窺えます。
そのため、ノウハウや経験については
首都圏と地方では、雲泥の差がある
ことを感じました。
参加者の中には、地方での証券化ビジネスを
活性化するには、地方で扱う小規模な
証券化案件については、現在の
法制度(例えば、金融商品取引法等)で
求められる書類や仕組みを簡素化できないか
という提言がありました。
おっしゃるとおりで、現在の証券化の
法制度は、かなり複雑で、概ね大規模な
案件のための法制度であり、地方で扱う
小規模な案件であれば、そこまで求めなくても
良いと思われることまで、求められ
手間ばかり要して、案件組成の
阻害要因になっていると思います。
この点が、地方での証券化取引活性化の
ポイントになると思います。