PREとCRE

PREとCRE

CRE(企業の保有不動産)の対に
なることばとして、PRE(国や地方公共団体等が
保有する不動産)ということばがあります。

私どもの事務所でも、最近PREに関する
仕事をする機会があったので、PREに
ついて、感じたことをお伝えします。

CRE(企業が保有する不動産)は、その
企業が上場企業であるか、非上場
企業であるかを問わず、資本の原理が
働くため、採算の悪い不動産は、処分するか
有効利用することになります。

一方で、PREの場合、資本の原理が
働かないため、遊休不動産でも
放置されているケースが多くあります。
そういった意味では、潜在的に手を加えるべき
不動産は、CREよりPREの方がたくさん
あるのでしょう。

しかし、PREはCREと違って、営利性より
公共性や公益性を求められるため、
有効活用する方向性は、異なることでしょう。

これからは、地方公共団体も複式簿記の
貸借対照表や損益計算書を作成することから
遊休資産に対しては、従来とは異なった
目線で、見直されることが
予想されます。

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