それってあり?

それってあり?

私たち公認会計士等の士業の
者には、法律上守秘義務が
課されている。
そのため、私を含め事務所の
職員にも、そのことは徹底している。

しかし、東京にある大手の
SPC周りの会計をする会計事務所が
少しびっくりするようなことを
していることを聞きました。

私どものような、SPC周りの
会計をしている会計事務所は
具体的な不動産について、売却
予定次期、ストライク価格等
不動産仲介業者からすれば、
喉から手が出るような情報を
たくさん持っている。

事実として、今までに
登記簿謄本等を見て、私の事務所に
不動産業者が、突然訪問してきたことが
何度もあり、これからも同様の
ことがおこると思います。

そのような不動産情報は、登記簿謄本に
表示されていること以外は、絶対
話すつもりはありません。

ところが、東京のある大手会計事務所
では、そこの名刺を持った会計士等の
資格をお持ちでない方が、
守秘義務に触れないように情報を
ぼやかしながら売却の不動産情報を
出しているようです。

要するに、このような厳しい不動産
市況では、なかなか買い手が見つからない
ので広く買い手を探す作業に、会計
事務所が一役買っているのです。

もし、買い手を見つければ、何がし
かの手数料が、会計事務所に
落ちることなのでしょう。

不動産の世界を知ればわかることなのですが
不動産の取引で、仲介手数料収入は
大きなリスクもなく、高額な手数料を
得られるため、オイシイものです。
これを業とする業者は、この世の中
ゴマンといます。
会計事務所に支払う経理業務の費用は
本当に微々たるものだと感じます。

ですから、買主を見つけるビジネスは
それなりの収益があがるのかもしれません。
しかし、会計事務所の根幹である
守秘義務という信用に、傷つくかもしれない
ことをしてまで、関わることではないと
思います。

私の事務所では、これからも守秘義務は
厳守していきます。

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