SPCの反社会勢力との取引

SPCの反社会勢力との取引

最近、反社会勢力と言われる
方々との取引をしておるか、
どうかについて、マスコミ等を
通じて、注目されています。
 
SPCが、住居系賃貸不動産を
保有していると、多くの入居者と
取引をすることとなります。
多い場合、1SPCで、入居者
千名となることもあります。
 
入居者の選定は、通常、PM会社が
主になって、行っていると
思います。
過去に、財閥系のPM会社さんと
お話しする機会があり、そこでは
かなり厳格に、入居者を選定していて
貸したいのだけれども、貸せない
ケースがあり、数字を上げたい
担当者としては、心苦しいことも
あるとのことでした。
 
また、ある案件(信託銀行を介在しない
ケース)では、SPCが入居者と
直接 賃貸借契約を締結することはせず
SPCとPM会社がマスター賃貸契約を
締結し、PM会社と入居者が、サブ賃貸契約を
締結する形式を取り、
SPCの利害関係者を限定する スキームに
しているものもあります。
 
SPCには、通常、金融機関が融資しており
金融機関は、コンプライアンスには
慎重にも慎重を期して、対応するため
SPCの取引先に、反社会勢力が
含まれていないかは、大きな関心を
持っていることに、違いはありません。
 
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