広大地とマンション適地
広大地判定の際に、対象地が
マンション適地かどうかは、
判定時のポイントの一つです。
一般にマンション適地の条件としては
駅からの徒歩での距離が、10分程度で
2つ以上、道路に面していて
容積率が、300%以上などが上げられます。
近隣の開発事例を見れば、どのような
開発がなされているかが分かり
マンション適地かどうかの大きな判断要素に
なります。
不動産鑑定基準にもありますが
不動産というものは、変動していく
ものです。
ですから、仮に近隣にマンションが
あったからと言って、そこが
必ずしもマンション適地には、ならない
ことがあります。
つまり、20年前のバブル経済期では
地価水準が高かったため、駅から
離れていたところでも、マンション適地
であったが、最近のような地価が低迷
している状況では、マンション適地は
駅から近いところに、限定されてきて
います。
マンション適地の判定は、相続の発生時点で
行う訳ですから、20年前にはマンション適地
であっても、今は、マンション適地では
ないところは、たくさんあると思います。
このような不動産市場の判断には、
その不動産が、どのような環境にあるか
判定しなければならないので、不動産市場を
見る目が必要となっています。
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