広大地制度の趣旨
土地の価格は、単価×面積 であるかと
言えば、そうではありません。
なぜなら、単価20万円/㎡×100㎡=2000万円の土地が
単価20万円/㎡×1000㎡=20,000万円と10倍になるかと
言えば、そうではありません。
なぜなら、2000万円の土地を買える人は、
たくさんいますが、20,000万円(1000㎡)の
土地を買える人は、当然に限られてきます。
面積の大きな土地は、ディスカウントされる
のです。つまり、20,000万円より
安くなるはずです。
1000㎡のような大きな土地は、分割して
戸建住宅を開発してうるか
マンションを開発するなどして売却
するしか方法は、考えられません。
(商業地や工業地は除きます。)
戸建住宅を開発する時、通常、開発道路と
言って、道路に使う土地が出てきます。
このように、面積が大きく、開発道路の
設置が必要な土地については、
財産評価基本通達24-4が適用され
広大地として、その面積に応じて
評価額を下げて、相続税評価額が
計算されます。
大きな土地の基準
マンション適地か否かの基準
開発道路が必要か否かの基準
の検討には、様々な角度から
検討しなければなりませんが
広大地の制度趣旨は、上述
した通りです。
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