消費税増税と不動産価値

消費税増税と不動産価値

消費税が、現行の5%から10%になることが
ほぼ、確実となりました。
消費税増税によって、不動産価値に
どのような影響を及ぼすのでしょうか?
 
通常、賃貸用不動産であるオフィスビルや
商業施設、賃貸用住宅は、その純収益で
不動産価値が決まります。
 
賃貸収入が、消費税法上課税取引とされる
オフィスビルや商業施設の場合、消費税率
アップは、賃料収入と賃貸費用の両方が
増えるので、純収益は影響しません。
 
一方、賃貸用住宅の場合、賃料収入は
非課税のため、消費税率アップは、賃貸収入には
貢献しませんが、賃貸費用だけが増加するので
純収益は減ることになります。
 
従って、消費税率アップは、賃貸用住宅の
投資価値(不動産価値)が減ることになります。
投資の世界では、1%の利益のダウンは
投資価値には、その万倍にもインパクトを
与えることでしょうから、消費税率アップの
インパクトは、それなりに大きいものと
思います。
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