メガソーラー土地の鑑定評価
メガソーラー敷地は、広大な面積を
要することから、地価の安い山林や
農地などが使われることが多くあります。
メガソーラーの全量買取制度導入前では
ただ同然の価格でしか取引されており
ませんでしたが、この制度が導入されて
以来、メガソーラー最適地は、ソーラー
バブルといわれるように、高い価格で
取引されるようになっています。
では、不動産鑑定の角度から見て
ソーラーバブ価格で取引される
土地価格は、どのような価格とみるべきでしょうか?
再有効使用という観点からは
メガソーラー敷地として利用することが
もっとも価値が高いのであれば、
メガソーラー敷地としての利用が
最有効使用であり、それが正常価格とも
言えます。
一方で、ソーラーバブル価格はいつまでも
続くものではなく、これから数年間の
期間限定での価格となります。
つまり、全量買取価格が高めに設定される
残り2年半程度の期間に限定される
価格ということではあれば、正常価格とは
言い難い価格と言えます。
地方のメガソーラー敷地の所有者には
メガソーラー成金が現れているとも
聞きますますが、それも、ここ数年の
期間限定のことと思います。