現物出資による財務改善
会社の決算が、債務超過の場合
銀行からの借入も難しく、事業を
進めることもおぼつきません。
債務超過は、元を言えば
赤字の積み上げたものなので
これを解消するには、黒字
決算を続けて、いくしか
ありません。
厳しい経済環境では、黒字決算も
難しいです。
そんな時に、一つ妙案があります。
出資を仰ぐことで、債務超過を
解消することが一つの方法です。
出資を受けた額相当額は
債務超過の圧縮分となります。
ただ、この時代に出資をする
人もなかなかいません。
ましてや債務超過の会社には
出資することもリスキーです。
ですから、キャッシュによる出資ではなく
不動産などの現物出資という
方法があります。
例えば、会社は債務超過であるが
社長は、それなりの不動産を持って
いる場合、不動産を現物出資すれば
出資額相当額は、債務超過額が
減額されます。
ただこの場合、出資を受けた会社は
不動産取得税の負担や移転登記による
登録免許税などの税負担が
あります。
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