メガソーラー 生産性向上設備投資促進税制 即時償却OR税額控除

メガソーラー 生産性向上設備投資促進税制 即時償却OR税額控除

先日、同業の公認会計士の方が
生産性向上設備投資促進税制の
セミナーをされていたのを、聞く
機会がありました。
制度の概要は、私も把握しているので
特に、新たな発見はなかったのですが
興味深いコメントとして
『即時償却(投資額の全額を1期で
減価償却費計上する。)』か
『税額控除(法人税額の引下げ)』の
どっちが得かという話がありました。
講師の先生は、即時償却をすべきと
言われました。
その理由として、即時償却をすれば
投資額の35%程度(法人税の
実効税率)の回収が1期で出来る。
即時償却は、課税の繰延に過ぎず
将来、法人税額が増えるので、メリットは
ないという考え方もあるが、
企業が、将来にわたって黒字を維持して
税負担が発生するか分からない。
であれば、投資した会計年度に
投資額の35%程度の資金回収が出来る
即時償却を是非使うべきと、おっしゃって
いました。
実に、実務的な発想と思いました。
実際のところ、企業経営で将来10年間
黒字を維持できる企業が稀な存在ですから
その即時償却による投資資金の
回収を進める考えは、納得感が
あります。
実際のところ、即時償却のため
生産性向上設備投資促進税制を
利用するケースが多いのも、このような
背景があるのでしょう。
コメントは受け付けていません。