電子帳簿保存③ 対応会計ソフト
JUGEMテーマ:会計・経理・財務
電子帳簿保存についての2回目で書きましたが、
電子帳簿保存をするには、データの改ざんができない会計ソフトが必要です。
通常の会計ソフトは、間違った仕訳を入力してしまった場合、
登録済みの過去の伝票であっても、
完全に消してしまって、二度と見られないようにすることが可能です。
しかし、電子帳簿保存をする場合には、
過去に保存した伝票を完全に削除することができず、
訂正や削除の記録がすべて残るようになっている
ソフトを使わなければはなりません。
(単純な入力ミスの取り消しはできるように、
データ入力後1週間以内であれば履歴を残さないシステムは認められています。)
市販のソフトでも電子帳簿保存法対応ソフトは多いので、
この点をクリアするのは比較的簡単だと思います。
例えば、中小企業でよく利用されている弥生会計では、
データの繰越をするときに《電子帳簿保存を行う》を選択すれば、
訂正削除履歴を残せるようになります。
電子帳簿保存選択の画面はこちらです。
下の画像が訂正履歴の画面です。
青字が訂正前の仕訳、赤字は削除した仕訳、
黒字が最終的に残した決算書に反映される仕訳です。
見えづらいかもしれませんが、
日付の訂正や伝票NO.の訂正などの履歴も残るようになっています。
電子帳簿保存に興味がおありであれば、
まずは、現在お使いのソフトが電子帳簿保存法に対応しているかどうか
調べてみてもいいかもしれません。
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