メイン口座からリリース口座への振替可能額
SPC案件では、メイン口座、リリース口座、営業者口座など
複数の銀行口座を開設することは一般的です。
ただ、ローン契約等でメイン口座内で、元利金返済額の積立や
オペレーションコストの積立などを管理することを
定めていることがあります。
会計処理上は、同一口座内の積立は表現されないので
別途、管理する資料を作成しなければなりません。
その名称は、案件によって様々ですが、『勘定残高管理表』などの
名称の資料を作成します。
この資料の作成目的は、メイン口座からリリース口座への
資金振替をする際、いくらまで振替出来るか把握することに
あります。
メイン口座の残高があれば、残高相当額をリリース口座に
振替は可能ですが、メイン口座残高のうち
積立すべき残高がいくらであり、リリース口座への振替額を
日々把握するには『勘定残高管理表』を作成しなければ
なりません。
このようにSPC会計業務では、会計処理だけでなく
預金口座の管理もローン契約書等に定められており
別途、管理資料を作成しなければならないことが
あります。